306:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/13(月) 20:21:40.21 ID:3SORN3Q00
逃げる途中で、よりにもよってルケンに投げつけられた肉切り包丁が、彼女の大腿骨を貫通して神経を切り離してしまったのだ。
初期治療の遅さが致命的になった。
もぞもぞと毛布の下で足を動かしたカランの股間に手を当て、慌ててそれを止める。
「どうした、トイレか?」
「え? あ……腰が痛くて……」
「後でマッサージしてやるから我慢しろ。動くなよ。また外れっぞ」
「何が?」
聞き返されて、額を抑えてため息をつく。
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