過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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34:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:32:50.40 ID:A45p+aH70


 サバルカンダドームの下層には、メインシャフトのエレベーターで行くようになっていた。そもそも愛寡が住んでいる最上階は、数百室ほどのホテルレベルの広さしかない。
部屋を出たところで、待ち構えていたのか、おびただしい数のメイドが、通路の両脇に勢ぞろいして頭を下げた。
一人一人に丁寧に頭を下げ返しながら愛寡が進む。彼女の歩みに準じて、メイド達は波のように次々に会釈をしていく。
その様子をじれったそうに、手を引きながら爪は見ていた。そして実に五分ほどもかけてメイドの流れを突破し、ポケットから出したIDカードをエレベーターの出入り口に差し込む。
そこで機械音声が壁のスピーカーから流れ出した。

『IDナンバー000yt、浮屋・k・エルデ認証。開きます』


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