過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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38:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:38:59.79 ID:A45p+aH70
納得いかなそうに爪が頷いた時、丁度エレベーターが停止した。師の手を、まるで恋人のように引いて、無邪気に微笑みながら彼は外に足を踏み出した。
義足を引きずりながら愛寡が出たところは、丁度ショッピングモールになっていた。
このドームは貧富の差が激しい。
否……激しすぎると言ってもいい。
いわゆる裕福層は五階に分類される。
今彼女達がいる階は、いくつもの区画に分かれた市が混在しているエリアだった。裕福層の人間が暮らしているのは、五階だ。
その一階上の階層までが、市民権を持つ人間の居住地。最下層のスラムの人間に、市民権はない。
つまり最下層はここサバルカンダでは人間と認められないのだ。
一般的に裕福層が搾取を行うのは三階層の人間からだ。
それは、三階を境に、圧倒的に決定的な条件が変化する事実から来ていた。


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