477:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/18(土) 19:00:22.33 ID:rIc6JsyG0
「お……怒らない。怒らないで……」
「怒ってマセン。ただ、不愉快ナだけダ」
「この子、優しい子。本当は、優しい子だから。だから、私……」
「…………」
「私……」
呆れたような功刀の視線を受けて、愛寡の声が段々しぼんで消える。
しゅんと肩を落として、彼女は呟いた。
「……ごめんなさい……」
「…………変わりマセんな。そこガ、あんたノいい所ナノかもしれまセンが……」
ため息をつき、功刀は影の中に手を突っ込んで、血液が入ったボトルを取り出した。
「乾杯しましょうカ。ドーセ碌なモン、食ってナイんでしょ?」
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