過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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574:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:45:09.66 ID:WO2eriwB0
『呼び出してやったのよ……ここの主が、ごたい大事そうに抱えていた爆弾をね……』

虹は笑った。

『面白いと思わない……?』
以下略



575:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:50:54.22 ID:WO2eriwB0
人間……のように見えた。

着地姿勢をとっているそれは、体中にがんじがらめに鎖が巻かれていた。

顔面の半分を、半ば解けたピエロのようなマスクが覆っている。
以下略



576:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:51:28.01 ID:WO2eriwB0
『何だあれ……敵か? さっきの動物達は……』

『アレが殺してくれたわ。多分、アレの魔法で』

『あれ……?』
以下略



577:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:52:33.50 ID:WO2eriwB0
彼女の体の傷は、もうふさがっていた。

ガゼルは虹の肩から離れ、バイクの形に変質すると言った。

『ルア? 魔法兵器? そんな語句は俺の中に登録されてない』
以下略



578:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:53:27.65 ID:WO2eriwB0
『何かしらの魔法兵器が封印されてることは、オドスの感知で分かってた。
 更紗の魔法は、そこに移動するまでの囮よ』
 
『大魔法を囮に使ったのか……』

以下略



579:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:54:09.85 ID:WO2eriwB0
『うわ……』

思わずガゼルが呟く。

顔面の半分は、何か強力な熱で焼かれたのか、破裂してぐちゃぐちゃになり、ケロイド状に固まっていた。
以下略



580:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:55:18.65 ID:WO2eriwB0


「…………」

大柄の男は、そこに立ち尽くしていた。
以下略



581:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:56:18.68 ID:WO2eriwB0
それが、こうも簡単にやられるとは。

魔法の気配を感じた。

現に、このドームの下層部分が大きく抉られ、消滅している。
以下略



582:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:56:51.91 ID:WO2eriwB0
「ドウいうことダ……?」

呟く。

そんな魔法使い、聞いたことがない。
以下略



583:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 17:57:26.24 ID:WO2eriwB0
まさか。
まさか、あの子が生きているとは考えづらい。

あの子は寿命で、もう当の昔に死んでいるはずだ。

以下略



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