630:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/21(火) 16:52:59.76 ID:mkVHEDB80
「きゃあ!」
悲鳴を上げた主人から慌てて水差しを遠ざけ、里はタオルをとって、
水を真っ向から被ってしまった燐を拭こうとした。
そこで、彼女は燐の首筋の核が強い光を発しているのに気がついた。
厳密に言うと、燐は濡れていなかった。
彼女の回りを、ぐるぐると。
水滴が回転していた。
「な……何ですの? これ、一体何ですの?」
動揺した声で燐が言う。
里は現状を処理しきれずに口をつぐんだ。
979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。