631:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/21(火) 16:53:41.17 ID:mkVHEDB80
燐は、指先で、回転している水をつついた。
何の力で支えられているのか、
球形になったそれが渦を描いて燐の周りを回っている。
「魔法……?」
燐が呟く。
「これ……魔法じゃ……」
そこで、燐の脳裏に、不意に殴りつけるような感覚が飛び込んできた。
不快感。
悪寒。
悪い兆候。
何と表現したらいいのか、彼女には分からなかったが。
危ない。
何か巨大なものがくる。
そう、思ったのだった。
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