過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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707:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:49:04.66 ID:oI7jiOK60
「戦うつもりか?」

ガゼルに聞かれ、マルディは首を振った。

「いいや、捲く。俺と、あんたの能力ならできる」
以下略



708:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:49:46.64 ID:oI7jiOK60


空調が作動していないのか、第三層は他の層に比べてかなり寒い。

辺りには吹雪が吹き荒れていて、二メートル先も見えないくらいだ。
以下略



709:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:50:22.62 ID:oI7jiOK60
舗装されていない道の上を、エアバイクが疾走する。

少しして、ガゼルは声を上げた。

「右前方二時の方角。急激な魔法領域の干渉を確認。
以下略



710:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:50:58.42 ID:oI7jiOK60
ガゼルのカメラアイが、熱源感知として、
数十メートル先に固まって歩いている人間たちを捉える。

全員がガゼルのようなエアバイクに乗っている。

以下略



711:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:51:35.82 ID:oI7jiOK60
それに唾をつけ、彼はガゼルのハッチを半分あけ、
野球選手のように全力投球した。

およそ人間とは思えないほどの力で数十メートル小石は飛ぶと、
魔法使い達の真正面の地面に突き刺さった。
以下略



712:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:52:25.13 ID:oI7jiOK60
瞬間、マルディの体とガゼルが掻き消えた。

数秒もたたずに彼らは、
先ほどマルディが投げた小石の場所に出現していた。

以下略



713:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:53:03.45 ID:oI7jiOK60
悲鳴をあげ、魔法使いの一人が地面に落ちる。

他の魔法使いが振り返る前に、またマルディの姿が掻き消えた。

先ほど石を投げた場所
以下略



714:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:53:39.47 ID:oI7jiOK60
「嫌だ」

マルディは断固としてそう言うと、
ガゼルのハッチを閉めて、アクセルを踏み込み、
魔法使い達と逆方向に走り始めた。
以下略



715:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:54:13.90 ID:oI7jiOK60


「へえ、それで……逃げて、帰ってきた?」

合点がいったという風に、爪は偵察隊の男の話を反芻した。
以下略



716:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/23(木) 19:55:03.47 ID:oI7jiOK60
片手で人一人……自分よりも大きな男を軽々と持ち上げて
尚、爪は息一つ上がっていなかった。

「俺、師匠、連れてこい言われた。
俺、お前ら、殺して来い言った。俺、言った、無視か?」
以下略



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