過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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728:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:44:57.03 ID:o2andqOr0
「あんた達を敵にしたいわけじゃないが、
何……ドームを渡り歩いてるって? 
キャラバンでもなさそうだし、ここにはどうやって進入した? 
三年前はいざ知らず、ここに入ってこれる奴がいるとは思えない。
少なくとも正気の沙汰じゃないな」
以下略



729:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:45:44.42 ID:o2andqOr0
ガゼルは制止せずに、黙って彼の背中を見ていた。

「こんな小さな子に憎まれている魔法使いってのは、
一体何をしたんだってな」

以下略



730:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:46:18.09 ID:o2andqOr0
「ただ、一つだけ確認したい」

光学迷彩スーツを弄りながら、彼は続けた。

「その子には、大魔法使いを殺すだけの力があるのか?」
以下略



731:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:47:14.37 ID:o2andqOr0
ない。
とは言えなかった。

勝ち目のない戦いに赴こうとしていることを、
この大人たちが知ったら、
以下略



732:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:47:54.72 ID:o2andqOr0
更紗の時はレ・ダードという最終兵器の後ろ盾があったゆえ、
強攻策に出ることが出来た。

しかし今、虹の声紋をとることが出来ないことから、
レ・ダードは起動できない。
以下略



733:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:48:41.25 ID:o2andqOr0
黙り込んだガゼルを見て、銀は静かに続けた。

「……プランはないんだろう? 隠すことはない。
相手の力が何なのか、その様子を見ると分からないようだしな」

以下略



734:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:49:09.79 ID:o2andqOr0
「……で、だ。何の話だ?」

悠長にそう言ったマルディに、ガゼルは言葉を発しようとして止めた。

銀が進み出て、マルディの前に立ったからだった。
以下略



735:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:49:43.37 ID:o2andqOr0
マルディは軽く顔をしかめて問い返した。

「何がおかしいんだ?」

「女がいる奴に、俺達の作戦は伝えられない。
以下略



736:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:50:19.15 ID:o2andqOr0
「ここにいる全員、もう家族はいない。
誰も彼も、家族を連れ去られたり、
目の前で殺されたりした奴らばかりだ」

彼はマルディのことを見下ろして、鼻を鳴らした。
以下略



737:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:50:52.77 ID:o2andqOr0
「黙ってろよ」

ガゼルにそう言ってから、マルディは続けた。

「確かにそうだが、俺には俺の目的というものがある。
以下略



738:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/24(金) 15:51:27.23 ID:o2andqOr0
「何言ってんだお前」

クックという笑い声がした。

銀は呆れた顔でマルディを見下ろしてから続けた。
以下略



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