812:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:24:12.51 ID:bDf9OSPn0
「こいつは俺達の貴重な『味方』になる。
まぁ直感だがな。今日から俺達の家族だ。仲良くしろ」
「か……かぞ…………かぞく……?」
言葉を反芻し、しかし少女は泉にしがみついて訴えた。
「かえ、帰らなきゃ…………帰らなきゃ
…………わた、わたし。子供、達…………」
「…………」
その瞬間、泉は何とも言いがたいような微妙な表情を浮かべた。
その目を見て、少女は悟った。
あぁ。
あの「夢」は、本当のことだったんだ。
嘘じゃ、なかったんだ。
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