830:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:23:56.13 ID:pOQ9sNVj0
そこで燐が、功刀の袖を掴んだ。
彼女は息をついて、功刀の体に寄りかかった。
彼はしばらくチラシを見ていたが、
やがてそれをテーブルに置いて、燐の体を粗雑に抱き寄せる。
しばらくそのままで、燐は息をついた。
「どうして
……功刀さんは、私にこんなに優しくしてくれるんですの?」
問いかけられ、功刀は何かを言おうとして口をつぐんだ。
そして、しばらく考えてから、彼女の頭を撫でてやり、言う。
「さぁナ」
「はぐらかさないでくださいまし。
私、ハイエイトと言うのは、もっと恐ろしいものだと思ってました。
でも功刀さんは全然違う。人間なんて食べないし、
いつもコーヒー飲んでるだけですし……」
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