833:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:26:04.06 ID:pOQ9sNVj0
功刀は、また心細げに抱きついてきた燐の頭を、
クシャリと撫でて小さく笑った。
「何……『餌』がグレードアップしたと考えレバイイ」
「そう割り切れるまでには、まだ時間が必要ですわ……」
「割り切レ。そうじゃないと、ヤッテイケン」
功刀はそう言って、またチラシに視線を落とした。
「さっきから何を見ていますの?」
燐もそれを覗き込む。
そこに掲載されていた写真を見て、彼女は小さく息を飲んだ。
それは、大小さまざまの、人間の死体が細切れになった写真だった。
それが絨毯のように折り重なっている。
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