926:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:42:22.62 ID:NNs5Kzip0
「まだあんたは……
兄さんの言うことなら何でも聞く
その性格をなんとかしなさい」
呆れたように涙が言って、
苛立った風にコーヒーカップをテーブルに置く。
「しかしねねさま……
ににさまの仰ることは間違ってはおりませぬ」
「でもね、無謀だってあたしは言ってるの」
涙は椅子を鳴らして立ち上がると、
腕組みをして、その場を歩き回り始めた。
そして彼女はコーヒーカップに、
バリスタからお湯を注ぐと口に入れた。
「そんなのは、何十回も試してみたじゃない」
「だが涙、悪い話じゃないだろう」
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