過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:08:46.19 ID:eCN9Ug+DO
  
  
  
  
 滝壺「…そんな…むぎのが…」 
110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:10:45.08 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗「…そうですか。超よかったです。…はい。…了解です」 
  
 絹旗は病院のロビーで携帯電話で浜面と話していた。先ほどまで医師の診断を受けており、その結果左肩にヒビが入っていることが判明したため、三角巾で軽く固定されていた。 
  
 絹旗「ええ、まだ手術中でして…。はい…。あ、私の方は超平気です。…ええ、それでは」 
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:11:49.70 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗(さっきは超動転してしまいましたが…応急処置をしていた時に感じた違和感、それに駆け付けた救急隊員の反応…)  
  
 少々歩くと手術室の前に着いた。【手術中】のランプが赤く光っていた。 
  
 絹旗(超楽観的な考えかも知れませんが…もしかしたら麦野は…) 
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:12:56.51 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗「はい。あの、麦野は…」 
  
 冥土返し「心配いらないね。…っと、ちょっと退いてくれるかい?」 
  
 冥土返しが自身も端に寄りながら、絹旗に通路を開けるように促した。すると、手術室の中から数人に囲まれ、横になっている麦野が現れた。どうやらこれから病室に運ばれるらしい。 
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:15:21.30 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗「! そうですか。超よかったです…」 
  
 絹旗の違和感は妥当なものだった。大量の出血に対して、安定している脈拍。応急手当てをした後の少なすぎる傷口からの出血。恐らくあの大量の血液は特殊メイク用の鶏の血か、どこからか持ち出した輸血パックでも使ったのだろう。 
  
 冥土返し「それだけならまだイタズラで済んだけどね。その中にひとつだけ本物の傷が混じっていた。銃で撃たれたんだろうね」 
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:17:26.53 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗(なにより麦野が至近距離で撃たれたってことが超信じられません。ほんの一月前まで暗部の超前線で活動してた麦野にそんな真似ができる人間がいるなんて考えられませんし…)  
   
 冥土返し「君の方は入院する必要はないみたいだけど、時間も時間だからね?ベッドの空きならあるから、一晩くらい泊まっていってもかまわないよ」 
  
 絹旗「…では、お言葉に超甘えさせてもらいます」 
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:19:06.64 ID:eCN9Ug+DO
 看護師「先生!」 
  
 そんなことを考えていると通路の奥から看護師が慌てて走ってきた。 
  
 冥土返し「どうしたんだい?そんなに慌てて」 
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:20:05.03 ID:eCN9Ug+DO
 絹旗「−ッ!」 
  
 冥土返し「…警備員じゃあないのかね?」 
  
 看護師「暗くてよく見えなかったのですが見たことない形をしてました!敷地内に入ってこないで囲んでいるだけなんですが、もう気味が悪くて…」 
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/20(月) 22:23:50.43 ID:eCN9Ug+DO
 冥土返し「さて、僕も手伝わないといけないね。君もどこかの部屋に行くといい」 
  
 絹旗「いえ、私はヤツらの相手をしてきます」 
  
 冥土返し「馬鹿なことを言っちゃいけないね?この病院を囲むと表現できるような数だ。おまけに君もケガをしている」 
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/20(月) 22:26:29.85 ID:eCN9Ug+DO
 先ほど患者が消えたと言われた時、絹旗は麦野がさらわれたのだと思った。しかし消灯時間前にはいたという発言から麦野でないことは分かった。そして、同時に不可解な点がいくつも噴出した。 
  
 絹旗(病院に殴り込みにくるなんてことをするくらいなら、麦野をあっさり手放す訳がありません) 
  
 先ほどのマンションの守りは明らかに少なすぎた。それでも麦野・絹旗という『アイテム』の主力を無力化できたのに、浜面が出てきた瞬間に一目散に逃げ出した。 
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/20(月) 22:32:41.62 ID:eCN9Ug+DO
 今回はここまでです。 
  
 レスありがとうございます。嬉しいです。 
  
 なんか書き込んでからに誤字脱字に気付きますね。申し訳ない。てか、[ピーー]で凹む。sagaってメール欄に打ち込めばいいんですよね?[ピーー]も書き込んでから気付くんで凹みます。 
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