過去ログ - 麦野「フレンダは…私が殺した」
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2012/03/24(土) 22:34:04.90 ID:5xXl8CPDO
  
 青ピ「…は、」 
  
 苦しめるべき相手はすでにこの世にいなかった。青髪ピアスのいないところで彼の一番大事な人は殺されて、彼の一番大事な人の仇は取られていた。 
  
552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:51:07.31 ID:ED1qtdBDO
  
 −11月中旬朝、学園都市某所 
  
  
  
553:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:52:46.57 ID:ED1qtdBDO
  
 青ピ「フレンダ…」 
  
 もう何度呟いたことか。しかし、二度と返事が返ってくることはない。もう二度とコロコロ変わる表情を見ることはできない。楽しそうな笑顔も、ふてくされた顔も、恥ずかしがって赤面する顔も、嬉しそうに微笑む顔も、もう二度と見ることはできない。 
  
554:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:54:20.51 ID:ED1qtdBDO
  
  
 ふいに、どこからか声がした。 
  
 「…ぁ!」 
555:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:57:42.12 ID:ED1qtdBDO
  
 だが、その時青髪ピアスは視界の端に異様なものを見た。それは青白い閃光だった。普通に学園都市で生活していても見ることのできない現象だった。 
  
 青ピ「…え?」 
  
556:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:58:30.56 ID:ED1qtdBDO
  
  
  
 (馬鹿な…) 
  
557:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 21:59:29.84 ID:ED1qtdBDO
  
 青ピ(…) 
  
 青髪ピアスはしばらく動けなかった。【原子崩し】の顔を確認した後も、【原子崩し】と金髪の男が去った後も。目の前で起きた現実を信じることができなかった。 
  
558:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 22:01:33.45 ID:ED1qtdBDO
  
 −同日昼、第十七学区某所 
  
 青髪ピアスは再び学園都市統括理事会の隠れ家に来ていた。 
  
559:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 22:02:12.77 ID:ED1qtdBDO
  
 (…待てよ?) 
  
 【原子崩し】は殺されたはずなのに生きている。なら、フレンダは?確かに【原子崩し】は学園都市の宝とも言える超能力者だ。だからこそ生かされた。一方でフレンダは無能力者だ。学園都市にしてみれば価値などないかもしれない。 
  
560:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/03/25(日) 22:08:35.55 ID:ED1qtdBDO
  
  
 しかし、いくら探しても前回以上の情報は出てこない。それでも青髪ピアスは諦めなかった。そして、その執念は違う形で実を結ぶ。 
  
 (…フレメア=セイヴェルン…なんだこの機密ランクの高さ) 
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