743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/03/25(日) 21:21:51.18 ID:4Tv/qKk/o
一方通行「打ち止め……?」
打ち止め「だ、大丈夫だよ?気にしないで!ってミサカはミサカは気丈に振舞ってみたり」
怪訝そうな顔をする一方通行に対し、打ち止めは慌てて笑顔を取り繕う。
何を隠そうこの状況、一番不安なのは打ち止めなのだ。
ちょっとした下心から一方通行を指名してみたはいいものの、
間近で見るとその腕の細さが、肩幅の狭さが、胸板の薄さが、この上なく心配になってくる。
それでも今更『やっぱり別の人にして』とは言えない。
そんな事をしてしまえば一方通行の自尊心を大きく傷つけてしまう事になるからだ。
打ち止め「大丈夫、ミサカは大丈夫だから、ね?ってミサカはミサカはもう一度念を押してみたり」
だから彼女は『失敗して地面に落とされるかも』という内心の不安を押し殺して懸命に笑う。
幼女にすら気遣われる学園都市最強の姿がそこにあった。
一方通行「……なァ打ち止めよォ」
しばしの間が空き、不意に一方通行が口を開いたかと思うと、
打ち止めの脇の下に添えられていた彼の腕から力が抜け、拘束が緩む。
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