過去ログ - 美夏「お姉ちゃんの『鋼鉄の騎士』か…」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/02/19(日) 22:14:18.68 ID:4Azdazhc0
〜屋上〜

トニー「もう一度、信長に情報操作を頼まないとな」

春香「あの、大丈夫ですか?」

トニー「何とか、ね」

春香「持ち物検査のときは、ありがとうございました」

トニー「? どうした?」

春香「本の事を知られずに済みましたから。あれから、スタークさんにはお世話になりっぱなしです。私、あの時まではスタークさんのことを、色事にしか興味のない、とても嫌な人だと思っていました。
   でも、スタークさんは約束したわけでもないのに、私の秘密を誰にも言わず、私と普通に接してくれました。持ち物検査の時も、私のために悪者になってくれました。それでわかったんです。
   スタークさんは、ただ困ったところだらけの人じゃないって。温かい人だって。だから、本当にありがとうございます」

礼儀正しく、優雅にお辞儀する春香。
それを見て、トニーはまたも下心抜きで「可愛い」と思った。
そして、その時の仕草は、どことなく「ドジっ娘アキちゃん」を髣髴とさせる。

春香「それで…一つ、お願いしたいことがあるんです」

トニー「お願い?」

春香「私のこと…『春香』と呼んでほしいんです。出来れば、呼び捨てで」

トニー「分かった。……えっと、……春香」

春香「はいっ」

トニー「それなら、僕の事もアンソニーかエドワード。どちらかで頼む」

春香「ふぇ?」

トニー「決めてたんだ。いつか本命に会えたら、ファーストネームの正式なやつか、ミドルネームの、どちらかで呼んで貰おうって」

春香「ほ、本命!?」

思わず本音を行ってしまうが、トニーはその場を何とか慌てずに切り抜けてのけた。

トニー「あ…。本命云々は、忘れて」

春香「は、はい。……では、ア、アンソニー君」

トニー「春香。前とは違って、さん付け、じゃないんだな……」

春香「だってアンソニー君、子供っぽいところがありますから」

【この日を境に、僕と彼女は、お互いを名前で呼び合うようになった。
 頼まれたとはいえ自分は呼び捨てにしている癖に、春香に「アンソニーさん」じゃなくて「アンソニー君」で呼ばれているのは何故か引っかかるけど…。
 ま、慣れるしかないか】―――その日のトニーの電子日記より抜粋


〜放課後〜
帰り道を春香と一緒にトニーは歩く。
道中、春香は立ち止まり、誰かに向かって手を振り出した。
それに気づいたトニーが、春香が手を振る先に視線を移すと、保育園があり、園児たちが春香に挨拶していたのである。

トニー「知ってる子たち?」

春香「はい。土曜日の時とかに、寄り道がてらで遊び相手をさせてもらうこともあります」

トニー「そうなんだ」




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