過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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1:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 20:59:32.40 ID:WO2eriwB0
オリジナルのロボット系、短編小説です。
ある程度の長さがあるので、数日に分けて投下させていただきます。
お付き合いいただければ幸いです。
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2:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:02:31.06 ID:WO2eriwB0
俺が、トレーナーになったのは本当に偶然の成り行き上のことだった。
大学で精神医学を専攻していた時に知り合った教授の関係で紹介された仕事。
正確に言うと軍事関連の仕事だった、それは。
3:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:03:40.28 ID:WO2eriwB0
そこには性別なんて関係ないし、
生まれてくる人間は皆一様にホスピタルという機械施設が故郷だ。
恋愛、そんな過去の文献にしか乗っていないような古ぼけた人間の非合理的感情なんて、
今ではカビが生えたものとしか思われていないし、実際俺もそう思っていた。
4:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:04:44.18 ID:WO2eriwB0
だから、トレーナーは恋愛代行者と呼ばれているのだろう。
およそ三百年程前に比べれば、この世界は驚くほど機械に支配されたと、
古いコンピューターの情報はそう言う。
5:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:05:35.92 ID:WO2eriwB0
不思議なことにこの仕事は、
俺の大学での専攻の路線上だったこともあり特に抵抗はなかった。
周囲はそれを「適正アリ」ととったらしい。
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