過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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13:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:15:42.23 ID:WO2eriwB0
そう思った時、霧のように砂煙が晴れた。

そして瓦礫と化したビル群の合間を滑るようにして異形の物体がゆっくりとその体躯を表す。

死星獣だった。

今回の個体は異常なまでに巨大だ。

目測でも二十……いや、三十メートル近くはあるだろうか。

まるで何と言うのか、そう。
適当な語句を探すことが出来ないがアメーバと言えば一番近いだろうか。

怪獣映画に出てきそうなグロテスクすぎるその化け物は、
吐き気を催す光沢を発揮しながら前後運動を繰り返し、前に進んでいた。


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