過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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16:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 21:18:34.69 ID:WO2eriwB0
ただ先ほどの戦闘機のように、静かに、
ゆっくりと灰になって空気に散っていくだけだったのだから。

ナメクジが通った後はそれが分泌する粘液が残される。

本質的には全く違うが、イメージでは似たようなものだ。

通った後に何もない、ただの灰の道を広げながら怪物が向かってくる。

普通ならパニックに陥り何とか逃げ出そうとするものなのだろう。

だが絆にとって、そのような光景はあまりに何度も体験しすぎているものだった。

青年は息を吸うと表情を引き締め、後ろを向いた。

ビルの頂上には彼しか立っている人間はいない。


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