過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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44:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:00:43.53 ID:WO2eriwB0
「あ……」
「……忘れてた。アイス持ってきたんだ。食うか?」
「うん」
息をついて気を取り直し、絆は中からバニラの小カップを取り出して少女に握らせた。
そしてなるべく点滴が負担にならないようにそっと上半身を起こしてやる。
触った少女の体は不自然なほどに白く、細く、そして軽かった。
器用に蓋を取ってひと掬いする彼女。
そして雪はそれを口に運ぼうとして止めた。
「はい、絆」
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