過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」
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55:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/20(月) 22:14:23.06 ID:WO2eriwB0
それを聞いた途端、また青年の心がえもいえぬ不快感に覆われた。
理由はない。
理由はないが……思わず否定の言葉を発しようとした自分を、
手を握りこむことで無理矢理に止める。
数秒間沈黙した後、絆は頭を下げて一言だけ答えた。
「ありがとうございます」
『勲三等授与の正式な書類は後日、
エフェッサー第十四本部から通達が行くはずです。
それに伴い、貴殿のラボラトリーへの資金援助、新たなバーリェの補給も検討されています。
詳細は決まり次第、下のものを通じて連絡させましょう』
『時に絆。トレーナーとしての貴殿に新たな任務がある』
今度は別の老人が口を開き、絆は顔を上げてそちらを見た。
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