過去ログ - 魔法少女×仮面ライダー まどか&W SS大戦GIGA MAX
1- 20
336:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[saga]
2012/06/18(月) 21:06:03.72 ID:hGQ6fxYj0
――日本某所

とあるレストランで、真っ赤なコートを羽織った青年がとても旨そうにカレーを食べていた。
同席している青年や女性も、各々好きなものを好きなように食べている。
そんな平和な時間が流れているレストランのすぐ外で、爆音がした。

青年たちがそちらを見遣ると、怪人の軍団が現れている。
逃げ惑う人々、あちこちに上がる火の手。怪人の攻撃はすぐにレストランにも及んだ。
一瞬でレストランが爆発する。幸いにしてほとんどの人は怪人を見た時点で逃げ出していたため被害はなかったようだが、
青年が食べていたカレーは建物とともに消えた。

「てめえ……許さねえぞ、ザンギャックだかショッカーだか知らねえがな、てめえらは潰す! お前ら、派手に行くぜ!」

「……はぁ。だそうだが、どうする?」

「そりゃ行くけど……なんで地球に来た時に限ってこうなるんだよ〜!」

「ガタガタ言わない! 男でしょ、もう」

「全く、無粋なことを……」

「許せません! 罪のない人たちを、こんなに……!」

多くの人々が逃げ惑うなか、真っ赤なコートの青年を始めとした6人だけが、反対に怪人に向かって駆け出した。
彼らは揃って変わった形の携帯電話を懐から取出し、手にしたキーを挿し込む。

『ゴーカイチェンジ!』――【ゴォォー……カイジャーッ!!】

海賊の汚名を誇りとして名乗る、彼らの名は海賊戦隊ゴーカイジャー。


――同じく、日本某所

エネルギー管理局特命部内において、怪人の群れが街を襲っていることが知らせられた。
司令官の黒木タケシの命のもと、特命戦隊である三人が街を守るために出動する。

「ったく、ヴァグラスがいつ襲ってくるかもわからないのに……」

「まあまあ、だからこうして三人で向かうんでしょうが」

「そうそう。見たとこいるのは雑魚ばっかりだし、早く終わらせましょう」

三人は手にしたブレスのダイヤルを操作し、ボタンを二度押す。
すると一度目で全身を特殊スーツが包み込み、二度目で頭部をヘルメットとグラスが装備された。
そう――彼らこそが、特命戦隊ゴーバスターズ。

『レッツ、モーフィン!』――【It's Morphin Time!!】

『バスターズ、レディー……ゴー!!』


――日本、あすなろ市。

ここでもやはり、怪人の群れが暴れていた。
しかし既に市民の姿は見当たらず、街のあちこちで魔法少女が戦いを始めていた。
どうやら彼女たちが、事前に市民を逃がすことに成功していたようだ。

「サキ、危ない! この怪人め、喰らえ! ラ・ベスティア・リファーレ!」

「ありがとう、みらい。おっと、お前の相手はこっちだぞ。喰らえ! ……それにしても、本当にこんな化物が来るとはな」

「マミさんの言う通りだったね……っと、危なっ! リーミティ・エステールニ!!」

「ああ、予め海香と里美に準備させといてよかった……おっと、カピターノ・ポテンザ!」

少女たちは怪人の攻撃をひらりひらりとかわしながら、大技を的確に撃ち込んでいく。
誰が指揮を執っているわけでもないのに、彼女らの連携は崩れない。
彼女らの名はプレイアデス聖団。かつての世界で魔法少女の運命を変えるために集った少女達だが、
この世界でも、何の因果か正義の味方として手を結んでいるようだ。

「くっ……いくよ、あいり!」「うん、ユウリ!」『合体魔法、イル・トリアンゴロ!』

飛鳥ユウリと杏里あいり。最近聖団に加入したばかりであるこの二人も、
今ではすっかり馴染んで正義の味方として協力し合っている。
世界が改変したからこそ生まれた希望――それを彼女らが知る由もないが、それでも……

『そう、私達こそがプレイアデス聖団! あらゆる正義の希望たる存在だッ!』


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
487Res/359.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice