6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/02/26(日) 01:59:15.07 ID:0NU+SH9ao
前に彼女にこんな話をしたことがあった
「人間の対照なんてどれをとっても無理な話だと思う」
その時だけは、食入いるように彼女は話に食いついてきた
「無理って」
「無理なんだよ。ほぼ同じ遺伝子を持つ双子でさえ、食生活の違いだけで大きく差が生まれる。だから」
「『他人はできているんだから、お前もできるはずだ』っていうのはおかしい、って?」
初めて彼女が僕の考えてることを先に言い、拍子抜けした。
「まぁ、そういうこと」
驚きのあまり、返事をしていなかったのを忘れていたので、急いで返事をした。
「―――そう、だよね」
肯定
彼女は、またしても初めて僕の話に肯定をした。
今までは何があっても「でも」と、僕の話にプラスな意見を打ち返してきたものだったのに。
その時だけは、その時だけは違った。
「自分は自分、他人は他人」
自分に言い聞かせるように、僕の事など忘れているのではと思わせる言い方だった。
あまりに驚愕した僕は、その後会話が続かなかったことをしっかりと覚えている。
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