過去ログ - 当麻「起きろ姉ちゃん、朝だぞ」麦野「んー…」【5日目】
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455:とある姉妹の特等席 フレンダ編[sage]
2012/07/11(水) 23:01:43.19 ID:nwdkO6Ks0

ありもしない機能を夢想しているとすぐ近くで「パタン」と音がした
視線だけ動かして見るとフレンダが読んでいた雑誌を閉じ、猫にのような瞳でこちらを見ていた

当麻(あ、これは構って貰いたい時の目だn「当麻お兄ちゃん!結局、私と遊ぶって訳よ!!」あーやっぱり……)

あのキラキラした目に吊り上がった口角を見れば鈍感大魔王であっても兄である当麻にはわかってしまう…が、しかし

当麻「…眠いからパス……」

フレンダ「なっ!?」

当麻「お兄ちゃんは眠いんです……出来れば静かにしてくれ…」

フレンダの文句にため息混じりに返事をして、ソファーに体重を預けるように深く座り直して目を閉じる当麻

フレンダ「むー……他の妹たちは甘やかすのに不公平な訳よ…」

当麻「フレンダは俺と大して歳が離れてないでしょーが……」

フレンダ「それでも同じ妹として負けられないって訳よ!!」

よく分からない理論を展開しながら、目を閉じたままの当麻に気付かれないようにソロリソロリと距離を詰めていたフレンダ
間合いに入ったと同時にソファーの肘掛けを越えて当麻の膝の上に尻から飛び乗った

当麻「なんだその意味不明な対抗心hッうおっ!!」

真っ暗な視界の中で膝にいきなり重みを感じて驚く当麻
驚いて目を開くとニヤニヤと笑みを浮かべて膝に横座りするフレンダの姿があった

当麻「……ナゼワタクシメニオスワリニナラレテイルノデセウカ?」

フレンダ「当麻お兄ちゃんには妹を平等に甘やかす義務があるって訳よ♪」

当麻「どんな義務だよ……普段子供扱いしたら怒るくせに」

フレンダ「…そ、それとこれとは話が別って、わけよ……」

痛い所を突かれて視線を逸らすフレンダ

当麻「はいはい…結局フレンダも最愛もいつまで経っても甘えん坊って訳ですね」

フレンダ「そんな事ないし!!大体当麻お兄ちゃんは、あっ」

口癖を真似てからかわれてカっとなったフレンダが反論した時、思わずバランスが崩れ後ろ向きに傾くフレンダ

当麻「おっと…俺の上で暴れるなよ」

とっさにフレンダの背を腕で支え抱き寄せる当麻
横座り状態のそれなりに身長のあるフレンダを抱き寄せた結果、フレンダは当麻の首もとに顔を埋める形になった

フレンダ「ちょ、ちょっと!当麻お兄ちゃん近いってわけよ!」

当麻「嫌なら膝から降りて「それは不可な訳よ」…そうですか……」

当麻「ハァ…どうして上条さんの姉妹は揃ってワガママなのでせうか……」

フレンダ「それは当麻お兄ちゃんが甘やかすから悪い訳よ!」

当麻「さっきは義務って言ったのに……というか耳元で騒ぐなよ…」

フレンダ「ちゃんと相手してくれないから主張してるだけだしぃ〜」




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