過去ログ - 切嗣「僕は安価で聖杯戦争を開始するよ!」 舞弥「はい」
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592: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/03/12(月) 00:37:29.95 ID:Jh4Nfb+3o
イリヤ「そんな…ライダー……私のライダーが……」


森に彼女の声が聞こえる
驚愕に目を見開かせ、わなわなと唇を震わせながら…信じられないものを見たかのように硬直している

そんな彼女を無視し、帰路につこうかと考えていた時、キラーが彼女に向かって近づく



キラー「……イリヤ、君の敗けだ」


その姿、声、一挙一動を少女は見ると、急にヒステリックに叫び出す


イリヤ「嘘つき!嘘つき嘘つき嘘つき!!」

キラー「……あぁ、僕は嘘つきだ」

イリヤ「あなたは私が殺してやる!私が!」

キラー「あぁ、僕は君になら殺されてもいい。…でも、今は駄目だ。今はまだ……やるべき事が残ってる」

イリヤ「…………」


少女は無言になる
その少女をあやすかのように、キラーがぎゅっと少女を抱き締める


キラー「…ごめんね、イリヤ。僕は嘘つきだ」

イリヤ「………帰ってきてくれるって…言ってたもん」

キラー「…あぁ、言った。約束した」

イリヤ「お母様と一緒に……また、遊びにいこうって…」

キラー「……あぁ、約束した」

イリヤ「指切りもしたもん……」

キラー「……あぁ、針千本飲む約束もした」

イリヤ「…………なんで…なんでよ……」

キラー「……ごめん、ごめんな…イリヤ……。こんな…こんな不甲斐ない父さんだ…赦してくれなんて言わない……それでも……それでも父さんの事を…」

イリヤ「………許さない…」


少女の頬に涙がつたう


イリヤ「許さない……けど…………切嗣は切嗣だもん…。嫌いになんてなれるわけ…ないよ……」




雲が晴れ、月明かりが差し込んできた森の中、俺が見たのは一組の父娘の姿であった


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