過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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250:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/10/08(月) 14:29:24.17 ID:Z3aSYbS0o

「ん」

吹寄は上条の意図に逆らわなかった。
上条の太ももに置いたときと違い、つながれた手はあまり安定感をもたらさない。
だから自然ともう一つの接触点、すなわち口元でさらに自分の安定感を確保する必要が出てくる。
今まで以上に、上条の其処に頬を寄せながら、吹寄はフェラチオを再開した。
そっと触れるという感じでは、もはや無かった。
唾液でドロドロにした其処に、自分の頬が触れる。その状態で舌を伸ばし、竿を舐め上げる。

「気持ちいいよ、制理」
「ん」

そう言って、上条が片手だけを解放してくれた。
だけど、だからといって、吹寄はもうさっきみたいに恐る恐るの姿勢には戻らなかった。
上条の腰に手を回して、さらに深く上条の体に迫る。そして、すぐ近傍で舐め上げる。咥えこむ。
吹寄と言う少女が、知恵を使って精一杯に上条に尽くした結果がそれだった。
その吹寄の努力に応えるように、上条は頭を撫でる。

「ん、ふ」

吹寄が嬉しそうな表情をした。だって仕方ない。努力を褒められたら、誰だって嬉しい。
さらに深く、吹寄は咥えこむ。もっと撫でてくれるのを期待して。
……だけど上条はやっぱり意地悪だ。

「んっ?! ん、ん、んー!」

上条の指が口からこぼれた吹寄の唾液を掬い取り、そのまま、吹寄の乳首に擦りつけた。
その反撃は、反則だ。だって今は自分が上条を気持ちよくする番のはずなのに。
意地悪で、乳首を責めるなんて。

「だ、めだよ。とうまぁ」
「ちゃんとしてくれよ」
「だめ、だめ、できない、よぉ。――んっ!」

酷く切ない顔で、吹寄が上条を見上げた。
咥えたままの口では呼吸がしづらいのだろう。荒い鼻息と泣き出しそうな鼻声が上条の肌をくすぐる。
口の隅からも、熱い吐息がこぼれる。
それを見て、上条も我慢が出来なくなりそうだった。
吹寄の口に奉仕してもらうのは、とても気持ちがいい。だけど、優しい愛撫ばかりだ。
だから快感と同時に欲求不満が吹き上がりそうだった。
もっと、突き出したい。強い刺激が欲しい。されるのではなく、したい。
上条はもう一方の手も解いて、両手で乳房を揉みしだいた。

「んっ! あ、あ、あっ」

咥えたまま、吹寄が悲鳴を上げる。
それでも歯を立てないように、上条に嫌な思いをさせないようにと気遣っているのが分かった。
そのいじらしさが、上条に火をつける。吹寄を、食べてしまいたいという気にさせる。

「当麻、もう、だめ……」

咥えるのをやめ、ガクリと吹寄が崩れ落ちた。
それはむしろ、いいきっかけだったのかもしれない。
この行為を止めるための。

「制理」
「ぁ、当麻……ごめんね」
「謝ることなんてないよ」
「でも、止めちゃったし」
「いいんだ。制理。でも、だから」
「あ……」



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