過去ログ - 吹寄「上条。その……吸って、くれない?」 part2
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4:nubewo ◆sQkYhVdKvM[saga sage]
2012/03/04(日) 01:14:15.69 ID:iJDfMYBBo

呆れた顔で、女子が青髪を見つめた。
青髪は困りきった顔を見せてから、自分と周囲の男子を納得させるように、宣言した。

「姫神さんに接触や! ランデブーを未然に阻止したらええだけなんやし!」

逢瀬の瞬間を暴き立てなければオッケー、という理屈だった。
まあこれなら姫神が恥をかくでもないし、走り出した男子連中を止める必要もない。

「よしみんな! 昼休みが終わるまで姫神さんの足止めや! 行くで!」
「お、おー!」

冷たい目で見る女子に気おされながら、上条のクラスメイト達はなし崩しに倉庫を後にした。
残された女子もため息を一つ残してから、カツカツと入り口の扉に手をかける。

「それじゃね、上条」

それは上条がここにいるのを気付いての発言だったか、それともあてずっぽうだったか。
どちらか分からない言葉を残して、クラスメイトの女子は扉に鍵をかけた。

「……」
「……」

10秒くらい、上条も吹寄も、身動きを取ることが出来なかった。
呼吸を抑えて耳を研ぎ澄ませ、廊下の音に注意を払う。

「ふいー。……やばかった」
「……そうね。まさかあの場面でこんなことされるなんて思ってなかったけど」

恨みがましい目で吹寄がこちらを睨んだ。指で上条の唾液をふき取るように、自らの乳首に触れる。

「う、つい。この一週間の条件反射でさ。制理も嫌がらなかっただろ」
「文句なんて口に出せる状況じゃなかったでしょうが」

それだけ言って、吹寄は上条から視線を逸らした。
まだ昼休みは時間があったが、もう上条に胸を吸わせる気はないらしい。
はずれかけのブラを引っ張って、再び止めようとしていた。

「……自分でできるわよ」

手伝おうとして、拒まれた。今までそんなことはなかったのだが。

「どうしたんだよ?」
「何が?」
「いや、なんつーか。怒ってる?」
「怒ってない」


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