過去ログ - とある未来の通行止め その3
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10:ブラジャーの人[saga]
2012/03/08(木) 00:41:55.87 ID:36IvKIcU0

二人は病室を後にし、階下へ。一階の廊下を端の方まで歩く。
こんな所に診察室は無いはずだと、打ち止めは不審に思ったが、黙って青年の後に続いた。
やがて角を曲がり、扉が現れる。
一方通行が壁の一部に手をかざすと、指紋認証だろうか、扉は自動で開いた。
よくよく周りを確認すれば、壁や廊下が建築されて間もないことに気づく。

「どこに行くの?ってミサカはミサカは初めて立ち入る秘密基地っぽい場所にドキドキしてみたり」
「ぷっ、秘密基地だァ?」
「あー笑ったな!?」
「どこでもねェよ。この病院の地下だ」

扉を抜けて数メートル。二人はエレベーターに乗って降下していた。

「ココの地下に施設なんてあったっけ?」
「最近作ったばかりだから、オマエは知らなくて当然だ」
「………あ、ヨシカワが言ってた研究所ってここのことか!ってミサカはミサカはまさか病院の地下にあるとは盲点だったり」
「ここに作るのが一番合理的だったからなァ。建設費用以外は」
「ひょっとして、あなたは昨夜そこで寝たのね?」
「あァ、仮眠室があるし」

エレベーターを降り、通路を進む。やがてガラス張りの部屋が現われ、その中に白衣を着た下位個体の姿があった。



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