過去ログ - とある未来の通行止め その3
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192:ブラジャーの人[saga]
2012/04/04(水) 03:05:48.82 ID:pBo30ojn0

「さぁここからは少し揺れますよ」

未舗装の山道では仕方のないことだった。としちゃん号が、ハンドルを握りしめる。

「一方通行さんのことを疑うわけではありませんが、超能力で地中のダイヤを掘れるものなんですか?」
「こら、機嫌を損ねるようなこと言うな。閉めようと思ってる鉱山から、クズでもいいから石が出るなら、こんな良いハナシはないだろうが」
「まーたお金儲けしようとして。しかもお客様の力で。殿下ったらもう、恥ずかしい」
「金儲けのどこが悪い。僕はお金が大好きだ、愛している。小銭のチャリチャリ音をBGMにした時が一番良く眠れるんだ、お金が好きなんだ」

パタリロが前方の運転席に両手を伸ばし、頭を掴んで揺する。ハンドルがぶれて、ただでさえ乗り心地が悪い車は、さらに不安定となった。
というか、ガードレールもない砂利道を下っているのに非常に危ない。




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