過去ログ - とある未来の通行止め その3
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208:ブラジャーの人[saga]
2012/04/05(木) 23:48:59.44 ID:QOOU3FJl0

道中、パタリロは色々と質問をしてきた。一方通行の超能力については、彼がのらりくらりとかわすため、
その本質まで理解するに至らなかったが。

そのかわり『原石』についての情報を得たパタリロ。


「『原石』ってェのは、能力開発を受けていないにもかかわらず、先天的に能力を発揮する人間のことだ」
「へぇ、さっき一方通行さんは僕のことをそう呼んでましたけど、……僕が?」
「あの状況で普通の人間が無事でいられるとは考えられない。オマエが魔術師じゃないのなら、『原石』だと思ったまでだ」
「いやあれはですね、僕が幼少のみぎりに編み出したゴキブリ走法という特殊な」
「どォせ王様にしか出来ねェンじゃないンですかァ? そりゃ能力と謳っても学園都市なら通じる。むしろ能力としてしか判断されねェだろう」

「ふーん」と、さして興味もないように、パタリロは片手でハンドルを握る。

「昨夜のフィガロと一方通行さんの話の繰り返しですけど、僕は昔からこうだったからなぁ。いきなり超能力者と言われても」
「超能力者(レベル5)に判定されるかは分からない。少なくとも強能力者(レベル3)には相当するだろォが」
「レベル3?」

パタリロの興味は尽きない。学園都市の格付け方法や能力開発、進んだ科学。一方通行は差し障りのない程度に教えてやる。
特に科学力については根掘り葉掘りの食い付きよう。聞けば、パタリロ自身が様々な科学的発明を趣味にしているとのこと。

「宮殿のセキュリティから、国政、国防の管理を行うマザーコンピューターも僕が設計したんだ。今後の技術開発のためにも、ぜひ行ってみたいよ、学園都市」
「はン、学園都市は科学技術の流出には滅法デリケートだ。まず無理だろ」

(コイツが来たら、絶対ェロクな事にならない)



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