207:ブラジャーの人[saga]
2012/04/05(木) 23:41:18.02 ID:QOOU3FJl0
パタリロが無事だった今、タマネギ達は一方通行の起こした超常現象の話題で持ち切りだった。
無愛想にしても、威嚇しても、煩わしく纏わりついてくる同じ顔。
正直、『妹達』のことを思い出してしまう。
『ミサカは、ミサカは、ミサカは、ミサカは……』
打ち止めとは違う、無機質さを残す彼女達の声が頭の中に蘇る。
渋い表情の一方通行に気づき、パタリロは冗談抜きで後ろ髪を引っ張る部下を振り切って第五鉱山を後にした。
としちゃん号にも、「お前もここで今日は解放してやる」と、二人だけで退散する。
パタリロが当然のように運転席に乗り込むので、一方通行は助手席に座った。
「さてと、どこに行くかね。予定どおり、次の鉱山でいいかな?」
「あァ。……なァ王様よォ、十七歳なンだろ? 免許はあるのか?」
「気にしない、気にしない。僕がマリネラの法律なのだ」
「………」
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