過去ログ - とある未来の通行止め その3
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25:ブラジャーの人[saga]
2012/03/08(木) 22:34:53.37 ID:j3onqwp00

「どーだ。いいだろ、かっけぇだろ!?」
「おぉ、素直にかっこいいなー。いいなー車。俺も欲しい」
「でェ? コレなンつー車だよ。国産車? 外車?」
「あははは、国産車だよ一方通行。ほらこのエンブレム。上条さんだってよく知ってるもん」

「名前まで知らないけどね」と、にこやかに端末を返してくる上条と、「ふーン」だけで済ます一方通行。
浜面仕上は、さっきより更に脱力する。普通の男子なら、心拍数があがる車だぞ。見せろ、乗せろと騒ぐ車だぞ。

「なんて悲しい野郎どもなんだ……!」
「オマエにだけは言われたくねェ」
「同意」
「……っこの、男はいつも憧れ気分だろぉが! 少年の心はどこいったぁぁぁ!」
「うるせェなァ。もったいぶらずにさっさと言えよ。どォせ分かンねェけど」

スティックシュガーの空き袋が飛んでしまうほど、浜面は大きく息を吐いた。両の肘を机について、顎を支える。

「エボだよ、ランエボ。聞いたことくらいあんだろ?」
「ん? ランバダ?」
「違うわボケ! ランサーエボリューションの略称だっ! 正しくはランサーエボリューションⅪ GSR!! しかもハイパフォーマンスパッケージだ!」
「長ェ……」
「とても覚えられないな」
「エボイレブン、もっと簡単にエボイレ、と記憶するがいい」
「ウイイレ?」
「さっきっから、上条はどうしてそう……」




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