過去ログ - とある未来の通行止め その3
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26:ブラジャーの人[saga]
2012/03/08(木) 22:37:37.80 ID:j3onqwp00

納車されて間もないその愛車は、実は近くの駐車場に停めてあるとのこと。
せっかく久しぶりに会ったので、このままドライブに行こうと浜面は提案した。男子らしからぬ上条と一方通行だが、それでも見せびらかしたいのだ。

「一方通行いいのか? 打ち止めのそばにいた方がいいんじゃ……」

駐車場へと歩く道すがら、上条が気遣う。

「……いい。今日は」
「ははーん。分かったぞ、一方通行さては……」


『もうっ、毎日毎日二十四時間ミサカにくっついてなくても、ミサカも赤ちゃんも大丈夫だよ!』
『……でもなァ』
『でももだってもなーい!ってミサカはミサカはさすがにストレスが溜まってきたと厳しい評価を突き付けてみる!』
『……』
『それにお仕事はいいの!?ってミサカはミサカはずっと事務所に行ってないことを心配してみたり』
『こォいう時のために、ああいう仕事をしてるンだよ』
『ミサカは何やってるか教えてもらってませんし。仕事しないなら、たまにはお外で遊んできなさい!』


「ってカンジ?」
「……」

なぜ分かった。一方通行は浜面を睨む。

「思い出すよ、結婚した直後の俺を。そうやって理后に怒られたもんだ」
「しみじみしてるとこ悪いけど、かっこ悪いからね。ま、そういうことなら、今日は男だけで楽しみますか」

一方通行は一言も発してないのに。
かっこ悪い逸話は、他二名によって確定事項とされてしまった。



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