94:ブラジャーの人[saga]
2012/03/21(水) 20:08:17.00 ID:3+yK+hWl0
「この人たちはだあれ?ってミサカはミサカは無反応のあなたにリアクションと説明を求めてみたり」
「……ひょっとしてオマエらがタマネギかァ?」
「そうでーす! ボクはタマネギとしちゃん号です!」
「よっちゃん号でーす!」
「マッチ号でーす!」
「「「三人合わせ」」」
三枚のプラカードを持ったまま、タマネギ達が子供用特撮番組の戦隊ヒーローのようなポーズをキメようとしたので、一方通行は杖で、コンコンガン、とそれらを弾いて中止させた。
床に落ちたプラスチックと木材で出来た板を拾い、三枚まとめて綺麗に折り畳む。もちろん能力は使用モードになっている。
ただのコピー用紙のように曲げられ、折られていくプラカードをあっけにとられて見ていたタマネギ部隊の三人。
ソフトボールぐらいになってしまった三枚のプラカードが、近くのゴミ箱に「がんっ」と重量を感じさせる音とともに捨てられた後、おずおずと声を掛けてみた。
「あらー、お待たせしちゃ悪いと思って看板を用意したんですが、いけませんでしたかねぇ?」
「発案者はよっちゃん号です」
「としちゃん号も賛成してたじゃないかー!」
「今のはどうやったんですか? あれがアイキってやつですか?」
国家事業の邪魔をするような真似を要求しているのだから、今回は下手に(出た方がいいかも)、とわきまえるつもりだったが、
「やかましいィ…っ!」
地に響くような声と、凍りつかんばかりの視線に刺され、タマネギ・タノキントリオは口を閉じて姿勢をただした。
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