過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」3<br>
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◆v2TDmACLlM
[saga]
2012/04/04(水) 14:34:49.77 ID:DVX3XUy80
木山「あぁ、そう言えば妹達の一人と君は知り合いだったね。
正直に言うと幻想御手は君の言ったミサカネットワークを下敷きにした物だ」
そう、アレも確か同一の脳波を電気信号に変えてネットワークを構築し
意識の共有や記憶のバックアップを行える仕組みだったはずだ。
結論から言うと幻想御手は木山の言う共感覚性を利用し脳波を同調させ脳によるネットワークを
構築する為だけの道具なのだろう。脳波を無理矢理同調させられた人間がどうなるかなど、想像は容易い。
レベルアッパー。能力を引き上げる夢の様なアイテムの正体は暴いてみればそんなものだった。
木山「元々私がばらまいたもので1万人。第三者がばらまいた分でもう1万人。
最後にこの街の無能力者138万人。これでおおよそ140万人程集まったよ。
……樹形図の設計者には遠く及ばないが、演算機器としては十分すぎる人数だ」
浜面「自分の研究の為に、140万人も犠牲にしたのか……!!」
木山「人聞きが悪いな、殺してはいない。用が済んだら解放するはずだったさ」
浜面「そう言う事をいってるんじゃねぇ!!!」
涼しげに放たれたそんな言葉に、浜面は声を荒げ糾弾する。
他人に糾弾出来る程の人間でない事は、自分だって理解している。
しかし、それにだって限度がある。
余りにも。傷ついた人間が多すぎる。
浜面「アンタのせいで、この街が今どんな事になってるのか分かってるのかよ!!!」
放たれた怒号に幾人かの人間が振り向くも、気にしてはいられないという風に過ぎ去って行く。
止まる事無く動いて行く。だと言うのに、廊下の窓から眺める事の出来る街は全てが静止していた。
あるはずの喧噪がなく、あるはずの光がない。いるはずの人がおらず、存在するはずの日常が失われていた。
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