51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:52:07.95 ID:4ZjRNQaA0
「会社から戻ってきてみると偶然お前が首絞められとんの見かけて、
無我夢中でこのガキ殴ってしもうたわ。 この歳でストーカーやるなんてなぁ、
ほんまろくでもない世の中になったもんや。
今のうちに性根叩き直しておかんとな、許してやるなんて甘い事はあかんで。
警察連れ込んで来るわ。それとお前なんでそんなずぶ濡れになっとんや?
52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:52:38.49 ID:4ZjRNQaA0
『そうでもない見たいやで。』
…何が?
『頭あげてん。待ち人思い人、来たる、やわ』
(゚Д゚)ハァ?ネタですか?さっきのお父さんのタイミングも大概やのにそんなありきたりすぎな…と思いつつ
バっと頭をあげると目の前に………いた。
53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:53:04.55 ID:4ZjRNQaA0
「おんぶ?せやけど家目の前やで?」
「…」
喋る元気も無いし頭を垂れてぐずるしかなかった。
でも、「ん、判った。ほれ、乗っかれや」と言ってくれた。
○
54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:53:41.82 ID:4ZjRNQaA0
「んあ…あ、ごめんお兄ちゃん」申し訳なく謝る。
「ええよ気にすんなや。せやけど…なんか背中ムニムニするんやけど…(;´д`)」
あ…そういえばさっき犯されそうになってスポブラ外されてそのままやった…
「気にせんといて」
思わず冷たく言ってしまった。
55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:54:14.01 ID:4ZjRNQaA0
ドアを開け家に入る。
「家に入ったで。」
「ん。」
お兄ちゃんはそう言うと僕を降ろそうとする。
けど僕はお兄ちゃんの腰に足を絡め、背中にぴったり胸を押し付ける様な感じでおんぶから降りようとはせんかった。
56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:54:42.01 ID:4ZjRNQaA0
な、何言ってんねんな!」
明らかに動揺してんなぁ
「何が?」
「アホ、はよ降りろや!」
「お兄ちゃん僕の事嫌いなん?」
57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:55:10.02 ID:4ZjRNQaA0
「あほか俺ら兄妹やろが!」
「うん、『兄弟』やろ?別に恥ずかしがる事なんか無いやん?」
「お前は今、妹で、女の子やろ。入れる訳ないやんけ」
「なんで?さっきも言ったけど僕は別に何も恥ずかしないで?兄弟やから。」
「そういう問題ちゃうわい」
58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:55:53.79 ID:4ZjRNQaA0
公園での出来事を話すことにした。
「ま、まじか…」
「でもな、大丈夫やったで。あんな変態に犯られるほど僕は女の子してへんし。
処女も守ったし、キスなんかもされてへんよ?」
ここまで作り笑顔で話せてた
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:56:58.19 ID:4ZjRNQaA0
「でも必死になって逃げてきたんよ。お兄ちゃんに会いたかったから。元男とか兄弟やからとか
そんなんじゃないねん。」
…あかん、もう駄目。涙止まらない。言うのを我慢してきた言葉も止めることが出来ないや。
「お兄ちゃん、好きです。」
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:57:31.28 ID:4ZjRNQaA0
「…とりあえず風呂入れ…」
お兄ちゃんは他は何も言わずにそのまま離れていった。
僕もこれ以上言うのは逆に怖くなったから、そのままお風呂に入った。
○
お風呂に入ってる間 何も考えなかった。
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県)
2012/03/15(木) 03:58:02.66 ID:4ZjRNQaA0
台所に行く。
そこにはお兄ちゃんが先にイスに座ってた。
僕は何も言わずに冷蔵庫を開ける。
あれ、何もないや あ、そうか今日飲み物きらしてたんだっけか
でも冷凍庫にアイスがあったはず。
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