過去ログ - 友人とDTBのリレー小説書いたったwwww
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wm
[sage]
2012/03/15(木) 20:17:12.55 ID:tm1H51fco
「釘宮キョウ、名前は覚えなくてーー結構だ」
物音もなく開かれた扉の奥にはぼさぼさの髪の男が立っていた
「っ……ひっ……!」
「あうっ!」
男が女を突き飛ばし、ポケットに手を突っ込む
「う……う……!」
やがてポケットから長方形の物体を取り出しーー要するに携帯だがーーその体に、青白い光を灯す
携帯はぐにゃりぐにゃりとまるで粘土の様に形を変えーーやがて拳銃を形作った
「へぇ……金属を拳銃に変える、それがあんたの能力って訳?でもーー」
「手が、震えてるぜ?」
「だ、黙れ!!!」
パァン!と銃口から鉛玉が飛び出し、彼を襲うーーが
「〜♪」
ぼさぼさ頭の男、釘宮は、鼻歌交じりでひょいとそれを避ける
「そんなんじゃあ……あくびが出るね!」
タタタッ!
「!!」
素早いステップで一気に男との距離を詰めーー回し蹴りを叩き込む
「ぐうっ!」
だが、男はそれをなんとかローリングで避け、直ぐに釘宮に向けて銃を構える
「おっと!」
だが、男が引き金を引くより早く、釘宮の放った蹴り上げが手に握られていた拳銃を捉えた
「……どうした?かかってこいよ」
「ぐ……う……ぉああああああっ!!!」
男は右ストレートを釘宮に向かって繰り出す、だが、当然当たらない
釘宮がひょいと首を捻っただけで、その攻撃は空を切る
続けて左右左右とラッシュを打つーーだが、ことごとくが外れていく
まるで、見えない何かが彼の攻撃を受け流しているかの様
「……ハァ……ハァ……ハァ……」
「あれ?もう終わり?なら……こっちから行かせてもらう!」
「っ!!!」
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