6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:02:58.94 ID:/Vg3M2/u0
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通学路:夕方
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ほむらが俯きながら、沈む夕日が赤く染める通学路をゆっくりと歩いていく。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:03:39.62 ID:/Vg3M2/u0
ほむら「な、何?」
『ソウ、死ンデシマエバ……』
ほむらを包む景色が不気味に変っていく。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:04:34.74 ID:/Vg3M2/u0
恐怖で幻聴が聞こえたのかとほむらが思う。
『暁美ほむら――あたしはほむらのどんな願いでも叶えてあげる!』
『だから――助かりたいなら、あたしと契約して魔法少女になってよ!』
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:05:41.46 ID:/Vg3M2/u0
ほむら「――カッコ良くなりたかったな」
もう、叶える事が出来ない願い――だから、最後に思い出してしまった。
――その願い、エントロピーを凌駕したよ!
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:06:34.40 ID:/Vg3M2/u0
ほむら(へっ? えぇぇ!)
(な、なんで? どうして? わ、私の身体が勝手に!)
ほむら「あ〜、落ち着きなよ、ほむら」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:07:40.34 ID:/Vg3M2/u0
ほむら「あ〜、怯えない! このサヤカちゃんが憑いてるから安心しなさい!」
ほむら(ど、どっちの意味の『ついてる』ですか!)
ほむら「ほら、来るよ!」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:08:23.00 ID:/Vg3M2/u0
ほむら(す、すごい! こんなに速く走れるなんて夢見たいです!)
ほむら「ところがこれはあたし達の力――現実だよ!」
ほむら(はい!)
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:09:07.79 ID:/Vg3M2/u0
ほむら「……」
ほむら(……どうしました?)
青く光る剣を持っていない方の手を顎に当てる。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:09:39.96 ID:/Vg3M2/u0
ほむら「元気ないけど、最初はまぁ、いいかな! うん!」
「必殺! サヤカちゃん斬りぃぃぃ!」
ほむらが青い光の剣を構え魔女に向かって駆ける。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:10:05.46 ID:/Vg3M2/u0
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通学路:夜
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ほむらが気がつくと周りの景色は元の通学路に戻っていた。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/03/16(金) 04:10:37.77 ID:/Vg3M2/u0
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暁美家:夜
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ほむら「ただいま……」
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