過去ログ - 勇者「火と剣とを以て」傭兵剣士「我が命尽きるとも」
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◆ItNEKgTFQ.
[saga]
2012/03/16(金) 17:57:06.90 ID:iEu3KWcM0
――軍議は一段落付き、酒と、簡単な料理が運ばれて来る
連隊長や将校達は次々と酒杯を呷り、料理を貪った。
たちまち無礼講となり、それは外で作業を続けたり、休息をとったりしていた兵士たちにも伝染し、
勇者軍の陣地を挙げての宴となった。
この世界、この時代、この地域の戦争において主力は傭兵である。
故に元々、その士気は決して高くは無い。
加えて、敵は膨大なる魔王軍である。
彼らが占領地の人間に対して行った数々の残虐たる乱行の数々は、
噂となって兵士達の間を駆け巡り、よって、ここで負ければ後が無い事を、
金以外の理由では殆ど戦わない彼らにも自覚させしめてはいるが、
それでも、不安、恐怖で意気は上がっていなかった。
だから、始まった宴に騒ぐ兵士達の様子も、どこか、恐怖を吹き飛ばす空元気にも見えた。
古参兵達はそれを感じ取ったのか、宴を積極的に盛り上げる様に動き、
少しでも兵士達の士気が上がる様にと、自発的に動いていた。
宴は、一層、勢いを増す。
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