過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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267:――――[saga]
2012/05/20(日) 22:04:04.29 ID:zQfIGP0D0

ふいに、瞼の裏側の闇が弾けるように白んだ。
足下がもつれて倒れ込んでしまいそうになるのを、存外逞しい腕に抱きとめられた。
目を閉じているのに立ちくらみとは、おかしな話ではないか。

我ながら間の抜けた痴態に、インデックスは慌てふためきながら礼を告げようとする。
しかしなかなか言葉になってくれない。


「この僕を、ここまで信用してくれるとはね」









「ありがとう、本当に感謝しているよ――――愚かなお人形さん」


そのときになって初めて、インデックスは己の肉体を襲った異常事態を感知した。

横抱きに抱え上げられ、長椅子に横たえられる。
その間にインデックスの脳は、何度も四肢の筋肉に駆動命令を送っている。
だが動かない。
自分の身体だというのにまったく言うことを聞いてくれない。
重さのない強固な金具で、関節を内側から縛られているかのようだった。

そして何より、インデックスが目を瞠らざるを得なかった異常は――――



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