過去ログ - インデックス「当方に迎撃の用意あり」
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32:当方に迎撃の用意『  』[saga]
2012/03/20(火) 21:18:59.47 ID:tIbuw6lR0

「とうまー、たまにはどっかに遊びにいこうよー」

「上条さんちの家計事情を思いやってくれるんなら、こうしてウチでのんびりしてるのが一番です」

「とうまのけち」


本当にケチな男だ、とインデックスは思う。
空から湧いて降ったような大金に、上条は容易なことでは手を付けようとしなかった。
これまでの働きに対する、イギリス清教から当然支払われるべき報酬も含まれている。
土御門や神裂が訪れて説得に当たろうと、実に頑なだった。

しかし一年半が経った現在。
渋々という面を隠そうともしないが、上条は有事の際にはインデックスの預金を切り崩すようになっていた。
何が決め手になったのかはよくわからない。
とにもかくにも二人が囲む食卓は、豪勢ではないが質素でも決してない、ありふれた家庭のそれへと変貌を遂げていた。


「なんとでも言…………ん? はいはい、いま開けまーす」

「ちぇっ」


他愛もないやりとりを交えてじゃれ合っているところに、無機質な電子チャイムが鳴り響く。
大事な時間を妨げられたインデックスは不満げに口を尖らせて、玄関先へ急ぎ足で向かう上条の背中と、武骨な鉄製のドアとを同時に睨みつける。

悲しいほど何もない一年半だった、とインデックスは振り返る。
一切何もなかった、と言えばそれなりに語弊はある。
魔術師に襲撃されたり、こっちから魔術師を討伐しに行ったり、時には魔術師に攫われて悲劇のヒロインぶってみたり。
スリリングでデンジャラスな事件ならば、避けても避けても向こうから飛び込んできた。



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