過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)
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463: ◆jPpg5.obl6[saga sage]
2012/08/26(日) 23:14:41.62 ID:+Ici/ZdQ0

ローラ「あなた、喘息のほうは大丈夫たるのかしら? 発作が起こったら大変なることよ?」

ローラ「それに、お風呂に入らないのは女性としてどうかと思いたるの。 私など、毎日欠かさず湯船に浸かっておるのに」

パチュリー「いいじゃない、別に入らなくても死ぬ訳じゃないんだし。 それをするくらいなら本を読んでいるほうがいいわ」


パチュリーは最後に小さい声で「めんどくさいし」と付け加えた。

それはかなりの問題発言ではないのか。世の女性達が聞いたらショックで卒倒してしまいそうな会話である。

女性というのは余程のことがない限りは毎日風呂に入り、長時間かけて念入りに体を清める。
それは女性が持つ「美しさ」に対する欲求の現れであり、その欲の強さは計り知れない。
過去においては、それが原因で国が傾いた事例が数多くある。
女性の『美』に対する執念とはかくも恐ろしいものなのだ。

その点、パチュリーという女性は『美』に対する感情が希薄のようだ。
意識が強すぎないことはいいことだが、なさ過ぎるというのも困りものである。
素質は十分にあるのに、本人がこれでは宝の持ち腐れもいいところだ。
俗に、『残念美人』と呼ばれる部類であろう。


ステイル「『最大主教』、我々がここに来た目的を忘れてはいませんか?」

ローラ「おお、そうでありけるわね」

パチュリー「・・・・・・あなたは?」

ステイル「初にお目にかかります。 ステイル=マグヌスという者です」

パチュリー「マグヌス・・・・・・『ルーン魔術の天才』と言われているマグヌスかしら?」

ステイル「図らずも、そのようなことになっていますがね」

パチュリー「なるほど。 どうやらかなり急いでいるみたいだけど、今度会ったら是非ともご教授願いたいわね」

ステイル「若輩者ですが、それでもよければ」

パチュリー「謙遜しなくてもいいわよ。 あなたにはそれだけの力があるのだから」

ステイル(・・・・・・その力を持ってしても、あの子を救うことは出来なかったけどね)



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