過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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118:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:34:25.47 ID:s9qUNLnH0
そこで、モニターにザザッ、と音がして
聞き知った声が割り込んできた。

『お久しぶりです。絆様』

「さ……桜……?」

呆然として優の心臓マッサージをしていた
手を止め、絆はモニターを見つめた。

桜だった。

絃と共に消えた、彼のバーリェ。

半死半生の状態のはずの彼女が、
腕組みをして仁王立ちになり、こちらを睨みつけている。

文の無意識の操作で、カメラアイが収縮し、
死星獣の手の平の桜が拡大される。

彼女は口の端を歪めて小さく笑うと、
どこかからか通信素子で割り込みをかけているのか、
静かに服の胸元に取り付けられたマイクに向かって口を開いた。


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