過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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14:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/20(火) 01:06:34.31 ID:WAbTKaZT0
「……言ったろ? 俺はお前のことは、
大好きだって。嘘はないよ。
俺が口に出すことに、嘘はない」

繰り返して、絆は続けた。

「だから安心して、お前は『生きて』いればいいんだ……」

「…………」

霧がしゃっくりを上げて涙を零す。

両手で顔を覆った彼女の頭を撫でてやりながら、
絆は息をついた。

しばらくして霧が泣き止み、彼女は、
薬が効いてきたのか目をとろんとさせながら、
緩慢にベッドに横になった。

そして絆が毛布をかけてやろうとした手をそっと止める。

「どうした?」


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