過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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147:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/24(土) 21:54:40.32 ID:s9qUNLnH0
そしてひときわ強い風が吹いて、
どこかに消えていってしまった。

絆は、またひらひらと落ちてきた花びらを手で掴んだ。

手の中で僅かに震えるそれをくしゃりと握りつぶし、
風の中に放る。

――声が、聞こえた気がした。

幸せな声が。

楽しそうな声が。

しかし、振り返った先には何もなかった。

ただ漫然としたピンク色の花びらが
舞っているだけだった。


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