過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:47:42.76 ID:H1W87tW/0
「……じゃあ、私達は大丈夫だから
渚さんがついていってあげて」
「え……」
渚が一瞬戸惑いの表情を、顔に浮かべる。
そして彼女は息をついて、雪に返した。
「特務官は大丈夫です
……あなた達が心配することはないのよ?」
「嘘。だって、『人間』って、
私達みたいに壊れた部分を
取り替えることって出来ないんでしょ?」
雪が静かに渚の言葉を打ち消した。
いつになく強く止める雪の頭を、
絆は手を伸ばして、
先ほど霧にしてやったように撫でた。
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