過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/26(月) 19:48:25.46 ID:H1W87tW/0
「お前は今の医療技術を甘く見てるな。
痛み止めも打ってるし大丈夫だよ」
「…………」
「ですが、お一人で行かれるのは、
やはり不安です。
お姉様の代わりに、私がご一緒します」
霧が前に進み出て言った。
雪はそれに頷いて、絆に向けてそっと口を開いた。
「霧ちゃんを連れてって。
私は、ラボに残ってるから」
「…………分かった。
霧、じゃあついてこい。
雪にはコーラを買ってきてやろう」
少し考えて、絆はこれ以上彼女達と口論しても
何のためにもならないと思い直し、
霧に向けて手を伸ばした。
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