過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
1- 20
244:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/03/28(水) 20:15:25.37 ID:BweApVW10


「………………」

呆然として、雪は停止していた。

霧を最初に見たときよりも、
顕著に現れている戸惑いと恐怖の視線だった。

隣に立っていた渚が、
思わず彼女の顔を覗き込んだほどだった。

口をあんぐりと開けて、
廊下の片隅で静止している雪に、
車椅子に乗った圭を手でさして口を開く。

「言うのが遅れたが、
今日から世話をすることになった。圭だ。新しい……」

雪がそこで、絆の言葉に被せるようにして口を開いた。

「絆、誰その……『人』? ……軍の人?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
777Res/244 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice