過去ログ - 少女「それは儚く消える雪のように」 2
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三毛猫
◆E9ISW1p5PY
[saga]
2012/03/28(水) 20:17:03.26 ID:BweApVW10
「バーリェだよ。何混乱してるんだ?」
しかし努めて明るく、絆は雪にそう言った。
そこで、圭の欠損具合に衝撃を受けていたらしい
渚が我に返り、口を開いた。
「……あのね、雪ちゃんを驚かせようと思って黙ってたの。
新しい子がラボに増えたの。寂しくなってきてたから、
私から絆特務官に言ったのよ……」
渚の言葉が尻すぼみになってだんだん小さくなり消える。
彼女は、腕と足が「ない」圭をもう一度見てから、
慌てて視線をそらした。
その目を受けて、圭は冷めた視線を渚に向け、
絆の方を向いた。
「……誰ですか?」
声を聞いて、雪はピンと来たらしかった。
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